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大雲海
学生時代に真冬の深名線に乗ったときに車掌さんといろいろ話しをしたわけですよ。

幌加内出身のその車掌さんは、

「子供のころは今よりも雪が多くて板壁の隙間から吹き込んできた」とか
「何でこんなところに住むのかと思うだろ?」とか。

昔はもっと雪が多かったといわれても、
そのときだって私からすれば大豪雪です。
名寄から山を登っていく途中に家なんかまったく見えないわけです。

さらに明治以降の近代化の中で急増する人口を、
支えるために開かれていった地域で、

「何でこんなところに住むのか?」

と聞かれても、上手く返事が出来ませんでしたね。

雪と森の中を単行の気動車はひたすら必死になって登っていきました。

それからずいぶん時間がたって、
冬季の交通遮断という理由だけで残っていた深名線も、
道道として1000mを超える名母トンネルが建設され廃止になりました。

日本一大きな人造湖である朱鞠内湖を見た後、
その名母トンネルを抜けて名寄盆地へ下っていこうとするといきなり「これ」です。

名寄盆地

はるか100キロ先の大雪山系まで見渡せる雄大な雲海。

雲海なんて三次でも見られるのかもしれないけれども、
それでも、深名線に乗った旅と同じときに見た新雪の流氷原の次ぐらいにすばらしい光景でした。

0℃

結局、深名線の思い出とは上手くつながらなかったな…
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